Serpens004

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てぃーだイチオシ
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たどりつきました


メノウの舎利石は気を発す。
四拍呼吸にて気を操作する。

1・2・3・4と吐く。
1・2と止める。
1・2・3・4吸う。
1・2と止める。

繰り返し練習する。

諸行無情ゆえに、あらゆる事象に興味を持つ。
諸法無我ゆえに、あらゆる物事から執着を捨て去る。
涅槃寂静ゆえに、何があろうとも泰然自若と構える。

(1)

 後学期の体育の授業が始まると、私のクラスはテニスをすることになりました。
テニスなどいままで一度もやったことがないので、私は自信がありませんでした。
実際に授業が始まって、ラケットを持ってテニスボールを打ってみると、やはりボールはとんでもない方向に飛んでいってしまいました。
高校の時テニスやっていた女の子は数人いてやはりとても上手でした。
授業では交代で練習をするのであまり練習時間もなく、週に一度なのでいくらやってもうまくなりませんでした。

(2)

 礼子さんに「テニスが全然上手にならないの」と愚痴をいうと今度一緒に練習しましょうと言われました。
友達がテニスコートを予約しておいてくれるからとの話でした。
礼子さんと一緒に、男の子の大学のテニスコートにいきました。
男の子のお父さんが大学の教授だそうで、職員用のテニスコートでした。
礼子さんの紹介してくれた男の子はみなとてもテニスが上手でした。
男の子の一人は邦夫さんさんと言い、礼子さんのクラスメートのお兄さんでした。
私が練習をしたいと言うと邦夫さんが、カゴいっぱいにポールを用意してくれました。
そして、ボールを一つづつ私の方に投げてくれました。
私は、素振りの要領でポールを打ち返しました。
礼子さんはほかの男の子と隣のコートで試合を始めました。
カゴのボールが全部終わると、二人でボールを集めました。
なんども繰り返してボールを打つとやっと、向かいのコートの中にボールが落ちるようになりました。
こんどは、邦夫さんと交互にボールを打ち合う練習をしました。
すこしづつですが上手になるような気がして、私はうれしくなりました。
2時間ほど練習してから私たちは、更衣室にもどりました。
更衣室にもどると、ちょうどどこかの大学との練習試合が始まるとのことで、女子の更衣室でも男の人たちがいっぱい着替えていました。
車で送ってくれると、邦夫さんが言ってくれたので、
断るのも悪いと思って、テニスウェアのまま車で帰ることにしました。

(3)

 途中でお茶を飲んでいきませんかと邦夫さんに誘われました。
私はテニスウェアのままなので断った方がいいと思ったのですが、礼子さんは全然きにしていない様子ですぐにOKしていました。
車が少し走って近くの駐車場にはいると、喫茶店に案内されました。
店にはいるとすぐ、真ん中に急な階段がありました。
邦夫さんは、なにも気にしていない様子で階段を上にあがっていきました。
私は、ちょっと困ったと思いましたが礼子さんはスコートのしたのアンダースコートが半分見えているのに、平気な顔をして階段を上がっていきました。
しかたなく、私も後に続きました。
すこし話をしてから私たちは帰ることになりました。
先に邦夫さんが降りてしまったのであとから私が階段をおりることになりました。
邦夫さんの視線が、下から見上げているような気がして、私は足が震えそうになりました。
やっとのことで階段を降りると、礼子さんも今度は少し困ったような様子で降りてきました。
駐車場に戻ると車で送ってもらうことになりました。

(4)

 礼子さんの部屋まで来ると、礼子さんは邦夫さんにお礼を言って部屋に入りました。
それからしばらく走ると、車は私のアパートの近くまで来ました。
私が道案内すると、車はその通りに曲がって私のアパートの前につきました。
部屋にはいると、私はお茶の支度をして、邦夫さんに出しました。
お茶を飲みながら邦夫さんは私の本棚を眺めると、一冊を手にとって見ていました。
友達が、外国旅行したとき持ってきた、男性のヌード写真集でした。
こうゆう写真はお好きですかと邦夫さんに聞かれて、私は黙ってうつむきました。
邦夫さんは、いやらしい目で私の方に向き直ると、私の手を握ってきました。
私は振りほどこうとしましたが、邦夫さんは私の手を強く引っ張って押し倒しました。
私は、倒れて部屋の床に四つん這いになりました。
邦夫さんの手が私の腰のあたりをつかもうとしてきました。
私は、必死で四つん這いのまま邦夫さんの手から逃れようとしました。
腰を押さえられたまま、部屋のベランダの戸口まで這ってたどりつきました。
しかし、邦夫さんは私の腰をしっかりつかむと私を仰向けにひっくり返しました。
欲望の嵐が私の体に襲いかかってきました。
浜辺におしよせる波のように、欲望は繰り返し私の体に押し寄せては退いていきました。
しだいに激しさを増す欲望には抵抗する気力もなくなるほどの荒々しさがありました。
これが運命の決めた時だとあきらめの気持ちは、やがてあふれ出る泉を呼び起こしました。
竜巻のような激しい勢いで吹き抜ける嵐の中では、もう逃げることもできませんでした。
抵抗する気力もないくらいに私の体はもてあそばれました。
いつまで続くともわからない時間が私の心の中で凍り付いていました。
このままずっと続くのなら、私の体はもう屈服するよりないと覚悟を決めました。
邦夫さんの欲望は私の体を責め続けると、ようやく最後の一撃で私を打ち砕きました。

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